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kidney


  • 腎臓について

    腎臓はどこにあるでしょう?!

    腎臓は腹部後壁(背中側)の上部にあって、脊柱の両側に位置し、左右1対にあります。
    ソラマメ型をしていて成人では1個あたり約150gあります。

    腎臓の働き&腎不全では?

    老廃物の排泄

    • 小分子物質:尿素窒素・クレアチニン・尿素・無機リンなど。
    • 中分子物質:ホルモンなど。
    • 大分子物質:ミクログロブリンなどの低分子蛋白

    体の中で不要になった重金属、薬剤、有害物質などを排泄する。
    ※腎不全では尿がでなくなり、これらの物質が体内に溜まります。

    水分の調節

    腎臓は尿の濃さや量を調節し、体の中の水分を一定に保っています。

    例えば・・・

    • 体の中の水分が少ない時→尿は濃くて少ない。
    • 体の中の水分が多い時→尿は薄くて多い。

    というように、出る水分と入る水分のバランスが保たれています。
    ※腎不全では尿がでなくなり、水分が体に溜まります。

    電解質のバランス調節

    電解質には、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、クロール(Cl)、
    マグネシウム(Mg)、リン(P)、重炭酸(HCO2)などがあります。

    これらの電解質を正常に保つ働きもしています。
    ※腎不全では、これらの電解質に過不足が生じ、生命維持に重大な影響を与えます。

    造血刺激ホルモンの分泌

    赤血球は骨髄で作られており、腎臓は造血刺激ホルモン(エリスロポエチン)を分泌し、
    骨髄の赤血球発生を促進しています。
    ※腎不全では分泌されるエリスロポエチンが少なくなり、貧血になります。

    血液を弱アルカリ性に保つ

    腎臓は体の中に生じた酸性物質を重炭酸で中和して排泄し、血液を弱アルカリ性に保っています。
    pHが正常範囲をはずれると、体は正常な機能をしなくなります。
    ※腎不全では、産生物質が溜まり、血液が酸性のほうに傾きます。

    ビタミンDの活性化

    ビタミンDは、食物で摂取するか、日光の紫外線により皮膚で作られます。
    その後、肝臓で変化し、腎臓で活性化され、活性型ビタミンDになります。

    活性型ビタミンDは腸から血液中にカルシウムの吸収を助けています。

    腎不全ではこの働きがおち、血中のカルシウムが少なくなり、骨がもろくなります。

    血圧の調整

    血圧が下がり、腎血流が下がると、腎臓からレニンというホルモンが分泌され、
    血圧を上げるように指示します。
    ※腎不全では、レニンが過剰に分泌されて血圧の高い人の数パーセントがこれにあたります。

    不必要になったホルモンの不活化

    ホルモンは血液中に分泌されている物質で、微量ですが体の機能を調節しています。

    腎臓は体にとって不要なホルモンを捨てたり壊したりします。
    腎不全ではホルモンの不活化がしにくくなります。

    どのようにして尿が作られるのでしょうか?

    どのようにして尿が作られるのか

    腎炎について

    どのような症状がでてくるのでしょう?

    血尿
    腎臓の炎症により、糸球体・尿細管腎盂・間質内の出血です。
    一般に痛みを感じることはなく、尿に血液が混入して尿の色が変化します。
    赤くなるとか限らず、あめ色・コーヒー色になることがあります。
    蛋白尿
    正常な場合でも、糸球体からは微量の蛋白が漏れていますが、尿細管で
    再び吸収されて尿中にはほとんどでてきません。
    腎炎の場合、糸球体からたくさんの蛋白が漏れてくるので、再び吸収しきれずに、
    尿中に多量の蛋白がでてきます。
    まぶた、下股のむくみ
    尿中に多量の蛋白が出てしまい、血液中の蛋白質の量が
    異常に少なくなると、血管の中に水分をひきとめておく力が弱くなり、
    水分が血管の外にでてしまうのです。
    血管からでた水分は、ほとんどが組織の間にたまってしまってしまい、むくみとなります。
    高血圧
    血圧抑制のホルモン分泌の障害。
    • 尿量の減少
    • 頭痛、倦怠感

    血圧測定について

    血圧とは?

    血圧とは血液が血管壁に作用する圧力を言います。

    血圧は、心臓の拍動に応じて常に変動し、収縮している時には血管内に
    最大量の血液が流れ込むため量高値を示します。この時の血圧を最高血圧と言います。

    一方、拡張している時は血管内の血液が最少量となるため、血圧は最低値を示します。
    これを最低血圧といいます。

    血圧上昇によって起こる症状

    めまい・肩こり・倦怠感・耳鳴り・手足のしびれ・不眠・動悸・吐き気・食欲不振などがあります。

    安静について

    何故安静が必要なのでしょう?

    腎臓は、体を冷やしたり、長い時間立っていたり、暴れたりすると、新陳代謝が盛んになり、
    腎臓に十分な血液が流れなくなり、血液中の老廃物も多くなるのです。
    そうなると、腎臓は安静時よりも盛んに活動しなければならなくなり、腎臓の負荷が
    大きくなるわけです。
    また、安静にして自律神経を安定させることは血圧や心臓への悪影響を避けることが必要です。

    感染防止について

    何故感染症(風邪とか・・・)にかかりやすいのでしょう?

    • 腎炎にかかると、体の中の蛋白が尿中にたくさん漏れてしまうため、
      感染から体を守る”免疫グロブリン”も失われてしまいます。
      また、むくんでいると、細菌などの感染を起こしやすくなります。
      免疫グロブリンは、体の中に最近やウイルスが侵入してきた時、
      それを防ぐ働きをする血液中の蛋白質の一種です。
    • ステロイド剤を多く使うため、体の中の免疫が十分作れず、体を菌などの
      感染から守る様々な機能が低下してしまいます。

    体を丈夫にし、規則正しい生活をする必要があります。

    感染症にかからないために、次のことに気をつけましょう。

    • 外出先から帰ったら、うがい・手洗いをする。
    • 体をきれいにしましょう(お風呂にはいってきれいにね)
    • 歯磨きもしましょう(虫歯菌からも感染したりする)

    腎臓の疾患

    腎の先天性奇形

    • 多嚢胞性腎疾患
    • 腎周囲性偽嚢胞
    • IgA腎症
    • 水腎症
    • 腎石症
    • 腎盂腎炎
    • 糸球体腎炎
    • アミロイド症
    • 急性腎症
    • 慢性間質性腎炎
    • 多発性結節性動脈炎
    • 猫伝染性腹膜炎(FIP)

    腎リンパ肉腫および他の腫瘍

    • リンパ肉腫
    • 腎細胞癌
    • 腎芽細胞腫
    • 類肉腫腎腺癌
    • 肥大性骨症を伴う乳頭腫
    • 分類不能な肉腫

    ※このほかにも腎疾患の種類はありますけど、とりあえず一部だけ。